私たちには、見たいと思っているものや見たと決めつけたものを見る傾向があります。しかも、その願望や決めつけは、多くの場合、意識的な過程ではありません。そうではなくて、脳は、しばしば意識に上らせることなく願望や決めつけを行い、それから網膜に映った視界の生のデータを変形ないし再修正し、ときにはまったく無視してしまうことさえあるのです。（B.エドワース著 「脳の右側で描け」
）
「UNIXという考え方」
僕は図書館でふらふらと本を物色しているときに偶然見つけて借りて読んだ本なのだけど、その内容は素晴らしく、かつコンパクトにまとまっていて、改めて内容を思い返してみると自分のプログラミングに対する考え方の80%ぐらいがこの本に影響されているのではないかと思えるぐらい影響力の強い本だ。
しかもそのページ数、たかだか148ページ。同じぐらい影響を受けた「小さなチーム、大きな仕事」
僕らの伊藤さんが「Everyday Rails – RSpecによるRailsテスト入門」を翻訳してくれました。僕は原著の「Everyday Rails – Testing with RSpec」を持っているのですが、「あのテストどうやって書くっけなー」と思った時に、よく本の中身を検索したりします。RailsのテストをRSpecで書いている人にはおすすめです。
そろそろJavaScriptに開眼したほうが良いのではないかと思い、開眼！JavaScript
それは、頭に浮かぶことを次々とメモに書くだけだ。ただ、ノートやパソコン上ではなく、A4の紙に1件1ページで書く。ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページを1分以内にさっと書く。毎日10ページ書き、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。それだけで、マッキンゼーのプログラムでも十分に教えていない、最も基本的な「考える力」を鍛えられる。（ゼロ秒思考「はじめに」より引用）
このゼロ秒思考
そういう訳で、ゼロ秒思考を読んでみたというか実際にやってみたので、その感想を。この本は読むことよりやることに価値があると思うのです。
「何か新しいことをやりたいなー」と思ってアイデアは意外と、思いつくものですよね。ただ、そのアイデアがきちんと儲かるかどうか、そもそも「そのアイデアがきちんと儲かるかどうかを考えるために、何を考えなくてはいけないのか？」この勘所がイマイチ整理できないなーと思っていました。
そんな思いで読んでみたら、なかなかの良著だったのでご紹介します。何より、Kindleで125円なのがナイスな本です！