作りたい本人よりプロダクトを魅力的に語る

「ソフトウェア開発ファシリテーション」アドベントカレンダー22日目の記事です。

お題のまんまなのですが、「こんなことを実現したいんだよね」と相談されたときには、相談してきた人よりもそのプロダクトを魅力的に語れるぐらいWhyを聞くことが重要だと思う訳です。

聞くだけでなく、いざ開発となったらいろんな人を巻き込んでいく訳なので、「スゲーの作るんだな!」と思ってもらえるように、そのプロダクトの魅力を自分が語れる必要がある訳です。「仕事だから、やってよ〜」ではロクなことにならない。

仮に巻き込む必要がないとしても、目の前の人はとてもワクワクしている様子なのに自分はそんな乗り気じゃない、という構造で仕事をするのでは失礼ってな話ですよね。

だから、プロダクトの話は常にWhyから始めなきゃいけないっていうのは、そういうことなんだと思うんです。そのプロダクトに関わるみんながみんなエヴァンジェリストみたいになるってことなんですから、エヴァンジェリストの仕事をするための情報を与えたり、収集しなきゃ成り立たないんです。

ちなみに少なくともどんな話をしないといけないかというのは以下のエントリに書きましたのでご参考ください。

どうして作りたいソフトウェアが伝わらないのか【前編】

どうして作りたいソフトウェアが伝わらないのか【後編】

ファシリテーションの観点で言えば「どうやったらこの魅力が伝わるのか?」をあの手この手で考える場にする、という感じでこの問題に向き合っているな、と振り返ったのでした。