「ソフトウェア開発ファシリテーション」アドベントカレンダー15日目の記事です。
ソフトウェア開発は「機能を全部作りきれば終わり!」というアクティビティではなく、ソフトウェアが使われ続けるうちはずーっと続けていくアクティビティです。
そういうわけで、そのアクティビティを健全に続けていけるかどうかは、市場向けのマーケティング(外側のマーケティング)だけではなく社内向けのマーケティング(内側のマーケティング)にもかかっています。
社内から、
「あいつら、こそこそと何かやってるよなー」
みたいな見え方をしていると、いざ社内の協力をあおぎたいとき、または急に売上が落ち込んでしまった場合などにトラブルになる感じがしますよね。
さらには、その状況が悪化して、
「何かよく分からないことをしているし結果も出てないから、あそこの事業は整理した方が良いんじゃないですか?」
みたいになってしまうと、目もあてられませんよね。。
社内の協力を得ながら健全にアクティビティを進めているプロジェクトを見ると、定期的にロードマップや現在の状況を社内にシェアしていたり、新機能のお試し会みたいなイベントを開催していたりして、ちゃんと社内の協力を得やすくする工夫をしているのを見かけます。
「このプロジェクトについて社内の立場からどう思いますか?」
みたいなアンケートを採っている例も見たことがあります。アンケートの結果そのものも有効ですが、そもそもアンケートを採ることで「みなさんの意見を聞く準備ができていますよ」とメッセージできている点も有効なのではないでしょうか。
「こういうことなら協力できるよ!がんばって!」と社内からもエンパワーしてもらえる関係性を作りたいですね。