大事なことはソフトウェアの外側にもある

「ソフトウェア開発ファシリテーション」アドベントカレンダー2日目の記事です。

もちろんソフトウェアそのものの設計もすっっごく大事だけど、外側にも大事なものがあるよ、というスライドがこちらになります。

むしろソフトウェアの外側から内側が導かれ、内側から外側への問いが生まれて、更にその問いに答えるように外側から内側が分かってくる・・・という相互作用の関係性があるイメージ。

例えば

「この導線で本当に良いかな?」

というときに問うのは、

「その導線をたどるとき、ユーザーはどんな状況にある?」

「どういうときに使っているのかな?」

「1日のどんな時間帯にこれをするのかな?」

みたいな話で、これってソフトウェアそのものの話というよりは、外側の話なんですよね。

外側の話を整理するときに便利に使えるのがカスタマージャーニー。勉強するにはこの本がお勧めです。

オンラインではmiroというツールを使って画面びっしりコメントを書き込みながら整理をしていきます。

(サンプルの画面をお見せできないのが残念・・・)

あえてまとめようとせずに、その場で出た言葉をどんどん書き出すのがポイントです。いくらでも書き出せるのがオンラインのメリット。模造紙の余白の制限もありません。

その場ですぐに収束させずに、数日おいてみるのもポイントです。発散させてすぐ収束させようとすると、後日に何だか消化不良な気持ちになることがあります。

ちなみにカスタマージャーニーは必須ではなく、表現として外側が分かればツールは何でもOKですよ!

有名すぎるツールは、その場にいる人たちがツールに引きずられたりもしちゃうので、メンバーのリテラシーにあわせてチョイスしましょ。