チームの振り返りとコードレビューの意外な共通点を発見した

ソフトウェア開発

先日とあるチームの振り返りにファシリテーターとして参加する機会があったのですが、そこでチームの振り返りとコードレビューの意外な共通点を発見したよ!というのが本日の主題です。

「お前は一体何を言っているんだ」と言わずに、聞いてくださいな。

例によって、いつも通りホワイトボードにそのチームの中から挙がる言葉を書きとめながら問題点を整理していたのですが、なんとなく、言葉の端々に遠慮している感覚があったのですよね。発言しかかって、止まってしまう人も多い。で、この遠慮している感覚はどこからきているのかな?と思って探りを入れてみると、

「そうは言っても自分でもできていないことは、なかなか言えないんですよね」

「言っても今更感があって、なかなか言い出せないんですよね」

という言葉が聞こえてきました。

なるほど、これは今チームのことを考えているのではなく、もしかすると「チームにおける私のこと」を考えているのではないか? と、ここで気付いたわけです。

「自分は今本当に上手くやれているのだろうか?」「スキル不足な面も否めないのでは」といった想いが強ければ強いほどこういう現象は起きがちな気がします。これはこれで個人の振り返りとしては良い側面もあると思いますが、チームの振り返りにおいてはむしろ

自分を棚にあげること

が、重要ではないでしょうか。目線を「チームに合わせる」ということです。

「チーム」の話をしているのだから、個々人の至らない点はチームで解決すれば良いわけですよね。個人が抱え込んでしまわなければいけないのであれば、それはそもそもチームではないわけです。

で、冒頭のコードレビューの話ですが、コードレビューにも全く同じ状況がありまして、例えば図にするとこんな状況です。

コードの指摘が、コードを書いた人への指摘になってしまっているようなケースですよね。コードレビューって、上手く行っていないチームだと雰囲気が暗黒な状態になりがちという話をよく聞くのですが、そういう暗黒なチームは指摘が個人に向けたものになりがちな印象があります。

あるべき姿としては、下図のような向き合い方だと思います。

コードレビューに対する向き合い方については昔に作ったスライドがありますので、よろしければご笑覧くださいませ。(クソコードとか言っているあたり、かなり攻撃的なタイトルですが・・・)

「自分を棚にあげること」は慣れないチームにとってはかなりハードルの高いことのようですが、慣れてくると驚くほどスムーズに課題が出せると思いますよ。振り返りのご参考になれば何よりです。