この記事はソニックガーデン Advent Calendar 2015、11日目の記事です。
ソニックガーデンではRemotty(リモティー、と呼びます)というバーチャルオフィスツールを使いながら、メンバーとコミュニケーションをしつつ仕事を進めております。
このRemotty、ソニックガーデンでは基幹システムのような位置づけですが、一般の方々も自由に使うことができます。ただ、毎日使っている人がどんな風に使っているのか、っというような情報はなかなかありません。そんな訳で、僕がこのRemottyをどんな風に使っているのか書いてみたいと思います。
Remottyの使い方について簡単に説明

おおまかに、画面左側に掲示板(グループ)、右側にチャット欄があります。画面上部には、現在ログインしているメンバーの顔写真が並んでいます。掲示板はリアルタイムにやり取りしなくても良いようなコミュニケーションに使い、チャットはリアルタイムさが必要なコミュニケーションに使います。
各メンバー毎に個別のチャット欄があり、上部の写真を選択することで、メンバーのチャットに移動することができます。◯◯の部屋、って感じですね。
掲示板は下図のような形で、テーマ毎の掲示板の中にトピックが並び、そこにコメントをすることができます。

より具体的な動きについては以下の動画をご覧下さい。
同期が必要な仕事、非同期で良い仕事
そんなRemottyの良いところは、同期的な仕事と非同期的な仕事を一つのツールでこなせるところだと思います。
ん? 同期的な仕事? 非同期的な仕事って何よ? って話ですよねー。
僕はこんな風に分類しています。
- 同期的な仕事 → 自分が手を動かすべき仕事
- 非同期的な仕事 → 誰かにやってもらいたい仕事
システム上の処理に例えているのですが、同期的な仕事というのは自分が着手して、終了するまで仕事のレスポンスを返すことができません。いわゆる電話なんかは、2者間で同期的な仕事をしている状態だと考えられます。お互いが等しく時間を消費しているんですね。この仕事をやろうとすると、純粋に自分の時間を消費します。
一方で非同期的な処理は、とりあえずリクエストは投げるのだけど、レスポンスが返るまで待つ必要はありません。その間に他の処理をこなすことができます。いわゆる「◯◯さん、コードレビューお願いしますー!」なんかは非同期的な仕事ですね。自分がコードレビューするわけではないので、自分の時間は消費しません。
上手く仕事を進めるためには、同期的な仕事と非同期的な仕事を上手く使い分けて進めていくのが良いと思います。これを上手くサポートしてくれるのが、Remottyだなーと思うのです。
チャットと掲示板
同期か非同期かで言うと、チャットは同期的ですよね。ある程度リアルタイムな反応を求めているので、お互いがその画面を見ている必要があります。チャットなので、ちょっと目を離していてもまぁ許されるのですが、ある程度リアルタイムですよね。そうですよね。
一方で掲示板は非同期です。別にすぐにレスポンスが返ることは求めていないです。まぁ、今日中には見てくれるかな?っという感じ。
そういうわけで、チャットと掲示板で、同期か非同期かを使い分けることができます。
中核スキル、タスクばらし
ただ、この使い分けを行うためには必要な前準備があります。タスクばらし、と呼ばれるものです。
直近やる仕事がいくつかあるとして、仕事の中の作業(タスク)をちゃんと洗い出さないと、上手く人に何かを頼むことができません。
ある程度仕事が進んでから、「あっ、あの作業、◯◯さんに頼む必要があったわー」と思っても、その人はすぐには作業できないかも知れないし、そうなると仕事としてはタイムオーバーになるかも知れませんよね。ここが非同期のつらいところです。
そういうわけで、非同期的な仕事は、リクエストするタイミングが早ければ早いほど効率的に進みます。そのためにもやる必要があるのがタスクばらしなんですね。タスクばらしさえしていれば、非同期でやる仕事の先手が打てます。とても効率的ですねー。
最初に非同期のリクエストを投げてから、自分の時間を確保して同期的な処理をする。システマティックに仕事を進められて良い感じです。
そんなわけで
みなさんも同期/非同期を使い分けた効率の良い仕事のスタイルを実現できるRemottyをチームで使ってみませんか? 今なら無料で使えるので、ぜひお試し下さいね。
Remotty – リモートワークのためのバーチャルオフィス
さて、アドベントカレンダー、この記事を書いている段階では12日目の人が見つかっていません! ピンチ! 誰か書いてくれないかなー。