先日2014/10/22にみんな大好きRubyMineの新しいバージョン、7のRelease Candidateが出ていましたね(参考:RubyMine 7 Release Candidate is Out!)。これまで以上に使い勝手が改良されていて、本当に手放せないツールになってきていると思います。
目次
- 1 待望の新機能一覧
- 1.1 Chef Integration、Puppet Support
- 1.2 【これは便利!】EditorConfig
- 1.3 【これは便利!】Inline Variables View、Debugger Console
- 1.4 【これは便利!】Better Code Annotations
- 1.5 RVM as a Remote SDK
- 1.6 Emmet Preview
- 1.7 CSS3 Enhancements
- 1.8 Slim Formatter
- 1.9 Postfix Code Completion
- 1.10 PhoneGap/Cordova/Ionic
- 1.11 【これは便利!】Scratch Files
- 1.12 Log Viewer、Mercurial / Git
- 1.13 Database Tools
- 1.14 Smart Backspace Indent
- 1.15 Detecting Code Styles
- 2 そういうわけで
待望の新機能一覧
Chef Integration、Puppet Support
RubyMineからChefやPuppetのファイルを編集しやすくなったという感じ。プロジェクト毎に作りこむ機会がないので、僕はあまり言及できない。。
【これは便利!】EditorConfig
これは最高に良い新機能で、RubyMineの設定をファイルに書き出せるというもの。RubyMineユーザー間で設定(細かいインデントの設定とか)を共有しづらい、という問題があったので、これができると会社内で設定を共有できたりするので、とってもクール。良いと思います。
【これは便利!】Inline Variables View、Debugger Console
両方とも、デバッガに関する新機能。Break pointで止めた周辺の変数の中身をエディタ画面上で見ることができるInline Variablesと、デバッガ上でコードの評価結果を見るのにWatchパネルでいちいちコードを登録しないといけなかったのが、コンソールを叩いて確認できるようになったDebbuger Consoleが新機能。デバッグの時間が相当短縮されそうですね。
【これは便利!】Better Code Annotations
より補完が賢くなった、という話。RubyMineの補完は動的言語の補完にしては本当に賢いですよねー。
RVM as a Remote SDK
今までVagrant上のRubyを参照するときにRemote SDKとして設定をしていたのですが(参考:RubyMineからVagrantのサーバに対しリモートデバッグ)、新しくRVMで管理しているRubyをRemote SDKとして設定できるようになった、という新機能のよう。僕はRVMを使っていないので便利さが分からない。。
Emmet Preview
HTMLコードを高速に入力するときに便利なEmmet。Zen Codingと言われていたときから便利に使っていますが、Emmetの記法で打ち込んだときにどんな風にhtmlとして展開されるかプレビューできる機能がEmmet Previewのようです。プレビューがあれば安心してEmmet記法で打ち込めますね。もう慣れている人には必要なさそうだけど、あんまり慣れていない人には良い機能かも。
CSS3 Enhancements
CSS3の補完がもっと便利になったよ、という話。Compass使っているので、あんまり便利さは分からない。
Slim Formatter
確かにSlimのformattingはRubyMineでこれまでサポートされてなかった気がする。使ってなかったので分からなかったのですが。Slim推しの伊藤さんが喜びそう。
Postfix Code Completion
構文ごと補完してくれる、という感じかな。JavaScriptの例しかないけど、RubyやCoffeeScriptのコードでも補完してくれるのかしら。
PhoneGap/Cordova/Ionic
CordovaによるスマホアプリビルドがIDEに統合されたよう。IntelliJ IDEAでは既にあるけど、それがRubyMineにもプラグインとして提供されるようになった、という感じですかね。
【これは便利!】Scratch Files
これは結構ナイスな新機能。EmacsのScratch Bufferみたいなのを実現できるイメージに近い。ちょっとした検証コードを書くのに、いちいちファイルを作成しなければいけないダルさが解消される。地味に生産性に寄与してくれそうな機能ですね。
Log Viewer、Mercurial / Git
Mercurialをサポートした他に、git resetが画面からできるようになったという新機能。あんまりresetする機会もないけど、あったら便利ではあると思う。
Database Tools
Database Toolsがより便利になったみたい。実のところ、よっぽどのことがないと使わないので、あまり体感できない部分ではある。
Smart Backspace Indent
Backspaceで戻るときも、インデントの空気を読んで戻ってくれる機能。vimでもemacsでもSublimeでも当たり前にある機能が、やっとRubyMineにも来たという感じ。良い。
Detecting Code Styles
Scratch Filesとの組み合わせで凄く便利になるのかな。ファイルの内容に応じてCode Styleを自動判定してくれる機能。
そういうわけで
これを機にもっとRubyMineに乗り換える人が増えれば良いと思います。僕の所属しているソニックガーデンという会社のプログラマからも続々と改宗者が出ており、プログラマ9人中5人がRubyMineを使っています。さあみんなもRubyMineを使おう!