WebOS、Symbian、Blackberry、Windows Phone 7がCordova2.9からサポート対象外になったようです。Cordovaは数多くのモバイルOSをサポートしているだけに、現状そこまで必要とされていないOSを適切に切り捨てていかないとバージョンアップのコストが大変なことになるんでしょうね。そういうわけで、サポート対象外になったOSをちょっとだけ振り返ってみます。
サポート対象外になったOS振り返り
webOS

WebOSは旧Palmが開発したモバイル向けOSで、HPの手に渡ったあとに2013年2月26日にLGがwebOS事業を買収し、現在はLG製のTVに搭載されることで余命を全うしているようです。確かにもはやサポート対象外にしても文句のないOSと言えそうです。
Symbian
http://ja.wikipedia.org/wiki/Symbian_OS
モバイル向けOSとしては一時代を築いてきたと言えるのがSymbian OSです。Symbian -> Nokia -> Accentureと各社の手に渡った後、静かにその寿命を終えようしている感じでしょうか。日本ではdocomo製ガラケに搭載されていたMOAP(S)のOS部分として有名ですね。確かにもはやサポート対象外にしても文句のないOSと言えそうです。
Blackberry
第44代アメリカ合衆国大統領のバラク・オバマが愛用していることで有名なブランドですよねー。今も使っているんですかね。海外行きの飛行機に乗ると、意外と使っている人がいますよね。そんなBlackberryですが、日本では2013年12月11日にBlackberry 9900の販売が終了し、既に姿を消しているようです。
日本では姿を消したものの、海外ではBlackberry Passportという正方形型の機種が発売されるなど、webOSやSymbianと違い、まだまだマーケットは残っているように思われます。
ただ、画面が正方形なだけに、iOSやAndroidで出したアプリと同じUIで出そうとすると、なかなか大変そうですね。そもそもそこまで苦労してアプリをリリースしても需要がなさそうなので、そういった理由でCordovaのサポートからも消えてしまうのかも知れません。
Windows Phone 7
http://ja.wikipedia.org/wiki/Windows_Phone#Windows_Phone_7
今のWindows Phoneの最新バージョンはOSと同じく、8.1ですね。個人的にはモバイルとメトロUIはかなりマッチしていると思っているので、機会があればメイン使いしてみたいなーと思えるモバイルOSです。
そんな中Windows Phone 7はと言うと現在最新バージョンは7.8であり、2013年3月14日のアップデートを最後にアップデートが止まっています。サポートは2014年9月9日までとなっており、既にサポート期間が終わっているんですね。搭載されているIEのバージョンも9ですし、確かにもはやサポート対象外にしても文句のないOSと言えそうです。
そういうわけで
サポート対象外となったOSには、サポート対象外となるちゃんと合理的な理由があるだなと思いました。末筆ながらそれぞれのOSのご冥福をお祈りいたします。