楽譜とソースコード

まるでかのハッカーと画家のようなタイトルですが、もちろん意識しています。

絵を見るように読む

僕は趣味でギターだのピアノだのを弾いたりしますが、楽譜を読むのはそんなに得意じゃありません。ただ、楽譜に強い人に言わせると、「絵を見るように読むんだよ」などと言うんですね。ふむ、絵ですか。

一つ一つの音符を見て「これはド!」「これはラ!」などと読む訳ではなく、全体の大きな流れを読む、つまり絵を見るように読むらしいのです。2段目から全体的に下降しているな、とか、このテーマの繰り返しだな、とか。そしてその絵が音となって頭にあらわれると言うのだから、長年音楽をやっている人は本当に凄いなーと思います。真似できる気がしない。

ただ、ソースコードでも似たような話を聞いたことがあるな、と。

【翻訳】眼鏡なしのコードレビューという記事を読んでみて欲しいのですが、確かにソースコードもなんとなく、全体を絵のようにして見ている感覚があります。

パッと見て「これはきっと暗黒だろうな」と思うようなコードは、やっぱり暗黒な訳でして。

そう思うと、何か特定のものを毎日のように読んでいるとそのうちに、段々それを絵のようにして認識しはじめるものなのかなと、何となく類似点があるなと考えてしまうのでした。