「今日は何が食べたい?」と気軽に聞く、アレの話。
オープンすぎるクエスチョンは反感を買う
「昨日豚肉買ったよね」→「そうだね、何が食べたい?」→「ホイコーロかな」
という流れならセーフ。オープンクエスチョンではあるけれども、前提の知識が制約になって答えやすくなっている。
「何が食べたい?」→「えっ」
これはつらい。いきなり言われても、悩む。
「豚があるけど、何が食べたい?」→「えっ」
実はこれもつらい。
一番最初の例は自分から「豚肉があるよね」という話をしているので、その時点で自分の中でもいくつか食べたいもののリストが既にできていたりする。
しかしこの例では、質問する側が「豚があるけど」と言っているので、受ける側はまだ豚肉から食べたい料理を連想する準備ができていない。更に、言われている側に料理の知識があまりないとした場合、料理の知識のない人間に豚を使った料理を考案させようとしているので、とてもハードルの高い質問となる。相手は料理の鉄人ではないのだ。
そして同じ問題がソフトウェア開発のミーティングでもしばしば起こりうることが、実に興味深い。