Webアプリの仕事をするなら最低限知っておきたいネットワークの知識はこの本に書いてある

Webアプリの仕事をするならネットワークの知識は最低限持っておきたいもの。サーバを立ち上げたりアプリを開発するフェーズでは、そこまで「ネットワークの知識、知ってて良かった!」と思うことは少ないのですが(最近はある程度知らなくてもできちゃいますよね)、いざ「何かつながらないんですけど」となったとき、ネットワークの知識がないと何が問題なのか分からないんですよね。何が問題か分からないという状況が、仕事をしている上で一番ヤバイ状況です。問題の切り分けのためには、基礎となる知識が必要なのです。

「ネットワークはなぜつながるのか」という本は良い本ですよ

そういうわけで「その辺、ちょっと自信ないなー」と思う人には、この本がオススメです。

ブラウザにURLを入力してからブラウザにWebページが表示されるまでに一体何が起こっているのか?ということを順を追って説明してくれています。まさにWebエンジニア向けの本ですね!

  1. ブラウザがメッセージを作る
  2. TCP/IPのデータを電気信号にして送る
  3. ケーブルの先はLAN機器だった
  4. プロバイダからインターネット内へ
  5. Webサーバに遂にたどり着く
  6. 返信データが完成し、Webブラウザに戻る

リクエストがサーバに届くまでの経路のイメージがついていれば、問題の切り分けもグッと楽になります。

ただ、あくまでWebサーバにどんな経路をたどってメッセージが届くのか?ということがテーマの本なので、

  • 社内ネットワークを構築する上で気にしなければいけないこと
  • 負荷分散の具体的な施策
  • Webサーバの立ち上げ方

といった内容は載っていません。負荷分散については、キャッシュサーバやロードバランサの話が、ちょろっと載っていますけどね。

Webアプリ開発の経験のない新人の方に読んでもらうのには、とても良い本だと思います。