bukupeで書籍のミスマッチをなくして積ん読をなくす

好奇心だけで生きている人間にとって積ん読は深刻な問題です。好奇心のあまり、本をついつい買ってしまうのですが、30%ぐらいの本は読まれずに本棚に積まれることがあり、経済面を圧迫します。こうした現象は一般に積ん読と呼称されています。電子書籍の充実により本棚の接地面積というコストは軽減されるようになりましたが、それでも本そのもののコストが掛かることは否めません。どうしたものか。

そうだ、ミスマッチをなくせばいいんだ

そもそも積ん読は本を読む時間が取れないことが原因で発生すると考えられます。更に原因を追いかけると、買ったときのモチベーションを読む機会まで維持できないのだとも推測できます。買ったときにはあれほど読みたかった本が「いや・・・今はちょっといいや・・・」という本に変化してしまうのです。

そもそもこれは読者と書籍のミスマッチであり、本当にマッチした内容であれば、いざ読書の時間があるというときに颯爽と読む気になれるはずです。

ミスマッチをなくすための方法はいくつか考えられます。

  • 念入りに立ち読みする。
  • レビューを読んで意識を高める。
  • あらかじめ要約を読んでおき、気軽に没入できるようにする。

こうした知れば知るほど好きになる心理現象はザイアンスの法則(単純接触効果)として知られています。上記のいずれの方法も、書籍への接触機会をより増やすことによって対象の本をもっと好きになり、いざ読書!というときに気軽に読破できるだろう、という効果を狙っています。心理学の言葉を出すとそれっぽく聞こえますね。

しかし立ち読みというのは物理的に本屋というロケーションに移動する必要があり、なかなか実行に移すのが難しいです。そもそも時間がないと言っている訳で、移動時間がもったいない。

レビューを読んで意識を高めるというのも、レビューの巧拙によって本への印象が左右されてしまう懸念がありますし、そもそもレビューが本の実際の姿を正しく表現しているとは思えません(Amazonのレビューを見ていると、それがよく分かりますよねー)。

そういう訳で上手い要約を読むことでミスマッチを減らすことができるんじゃないかなーと思いました。

最初は本で一番印象に残った箇所の引用をユーザー同士で共有するサービスかなんかを探せば、もっと効果的なのかなと思ったのですが、著作権的な事情でそういう機能は軒並み削除されているようです。うーん、残念。まぁ、そりゃそうだよね。

そういうわけで本の要約を良い感じに載せているサービスを探してみたのですが、その目的では一番bukupeがマッチしそうでした。

bukupe

かなり活発に要約が作られているのがポイントですね。PVの多いまとめを書くことで報酬がもらえるというNaverまとめ型のインセンティブが、ユーザー層とハマっているのかも知れません。

そういうわけでこの夏はbukupeをできるだけ利用しつつ、積ん読を軽減する努力をしようと思います!