仕組みをつくる人の仕事は、昨日の自分の仕事を仕組み化することだと思っている

とはいえ、全然できてはいないんですけど。

思いのある人と、ICT技術の隔たり

プログラマというのは、仕組みをつくる仕事だと思っています。ITで仕組みをつくる人はそういうプログラミングができるプログラマだし、制度とかそういう仕組みをつくる人はそういうプログラミングができるプログラマだと思っているので、そうやって物事を順序立てて仕組み化できるプログラマというのは世の中で大変重宝されると思っているし、そういう意味で仕事にあぶれるなんてことはないんだろうなーと思っています。

で、プログラマ/プログラミング論はさておき。

「こういう仕組みがあったら便利なのに」と、ITで仕組みを作りたい人って、結構います。

僕が法律とかそういった仕組みを利用して新たに仕組みを作れない(そういう技術がない)のと同じように、ITという仕組みを利用するというのも、知識がないとなかなかハードルが高いものです。僕はITの世界にずっといるんで分かるんですけど、気にしなきゃいけない観点、やればやるほどたくさんあることが分かります。何かを利用して仕組みをつくるということは、そういうことなんだと思っています。

一方で、そんなに技術とかそういったものを気にしないで仕組みが作れるような仕組みを、ちゃんと提供できれば良いのにとも思います。「ゲームを作りたい」という思いを持つ人に対する「RPGツクール」でも良い。仕事柄、世の中に素晴らしい仕組みを提供したい・提供できる人というのはたくさんいることが分かるのですが、そしてそれを実現する手助けをして欲しいと言われているわけですが、その人たち自身が手を動かせるぐらいの仕組みがあれば、もっと素晴らしい仕組みが世の中にあらわれるようになるんだろうなーという思いがあります。

そういうの、あれば良いんだろうなーと思っていましたが、それをつくるのは既にITの技術が分かっている人の役目なんですよね。なんとか、仕組みを作りたい人の架け橋になりたいな、そのためにはどうすれば良いかな、ということを最近考えているのでした。