別に何を作っているというわけでも、そういう仕事があるわけでもないのですが、最近はDartという言語の情報を追っています。
サーバサイドからフロントエンドまで、一つの言語で書けるという魅力
サーバサイドからフロントエンドまで、一つの言語で書けるというのはやっぱり魅力がありますよねー。そういうことができる選択肢としてJavaScript(node.js + client side js)が現実としてありますが、もう一つの選択肢としてDartがあります。
Dartの魅力は言語機能そのものというよりも、Dartに対するGoogleの野望というか、未来展望にキュンと来るというところが、個人的には大きいです。
- 将来的に、ChromeにDartVMを同梱することによってDartのコードがネイティブ速度で動くようになる
- サーバサイドでも動く(Google Compute Engine + Dockerでデプロイ可能)
- Dart専用のエディタを用意している(DartEditor)
- AngularDartカッコいい
- Web Components標準サポート(DOM操作がなくなる未来)
こんな感じでDartを取り巻く周辺にかなり力が入れられているんですよね。
ぶっちゃけ言語機能自体にはそんなに目新しいものはないし、むしろ若干の古臭さを感じるぐらいのものなのですが、じわじわとツールや環境が充実しつつあるDartに、個人的には目が離せないのです。
Google I/O 2014でのDart関連の講演を翻訳してくださった方がいるようなので、あわせてリンクを貼っておきますね。
- “Dart End-to-End: A productive developer experience for the web” セッション要約
- “Upgrading the engine mid-flight: How Google improves its web apps without downtime” セッション要約
- “How we built Chrome Dev Editor with the Chrome platform” セッション要約
サーバサイド、フロントエンドという垣根を超えて、Googleの野望はDartで開発したアプリケーションがChromeアプリとしてあらゆる環境でネイティブ速度で動作する(それもMaterial Designをライブラリレベルで用意して使いやすいアプリが簡潔に書けるようになる)というところにあると思うわけで、そんなGoogleが目指す未来を思うと、Dartから目が離せないなーと、近頃は思っているのです。
プログラミング言語Dart
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