男性向けファッション誌は誰が買っているのだろうか/ファッション系キュレーションサービスの高まり

僕がオタク系界隈で生きてきたせいかも知れないけれども、男性向けファッション誌を買っている友達を見たことがない。本屋にはあれだけ整然とものすごい種類の男性向けファッション誌が置いてあるのに。あえて言えば自分が中学生の頃にHOTDOG PRESSを買ったことがある程度で、でもそれはファッション誌なのかというとそうではない気がしている。

高まるキュレーションサービスの波

ファッション系キュレーションサービスが盛り上がっている、気がしている。

ZOZOTOWNを運営しているスタートトゥディがローンチしたアプリWEAR。つい先日WEAR経由の売上が月間1億を超えたというニュースがあった(参照)。破竹の勢い感がある。破竹の勢いすぎて、WEARに参加するとリアルショップの間で村八分になるなんていうエピソードをホリエモンメルマガで見た。凄い。

App Store Best of 2013に選ばれたセレクトショップアプリOrigamiも、三越伊勢丹とKDDIとパートナーシップを結ぶなど勢いがある感じがしている。

こういったキュレーションは、元々雑誌が担っていた役割だと思うのですが、「見て気に入ったら即購入」といった体験を提供できるアプリの前では為す術もなく、時代はどんどんアプリにシフトしていっているのだなと感じるのです。

ライトな層にもアプリならフォーカスできる?

ただWEARはかなり女性向けな感じがあるし、Origamiは単品の商品すぎて、コーディネート感というか、キュレーション感が足りていない。その点WEARはかなりコーディネート感というかキュレーション感のあるサービスなのだけど、ZOZOTOWNなだけに、ZOZOTOWNなテイストがある。

ファッション誌を買わない、買ってこなかったようなライト層でも、アプリなら訴求できる気がする。現に、僕が欲しい。良い感じの服が欲しいなーと思うけど、リアル店舗まで行くのは双子事情もあるし、骨が折れるので、ざっくりキュレーションしてくれるといいなと思う。雑誌は読み終わるとゴミになってしまうので、嫌だなと思う。

既に市場がある女性向けはWEAR筆頭にガツンと伸びているのですが、男性向けも、新規的にガツンと伸びて欲しいなと思うのでした。誰得なのかというと、僕得なのです。