何でもすぐイラっと来る人はめちゃくちゃクリエイティビティのある人かも知れない

と言うか、思いつきはイライラから来ることのほうが多いように思うのです。そもそも苛立ちという感情は、自分の思うようにならずに気持ちが高ぶってしまう様のことをあらわすので(参考)、「思うようにならない → では、どうなれば思うようになるのか?」と、思考が前向きに発展しやすい感じがあります。

「クリエイティビティ イライラ」でググってみる

そんな訳で「クリエイティビティ イライラ」でググってみると、世の中一般でも確かにそのような認識のようです。

機嫌が悪いときほど人はクリエイティブになるという研究結果

不機嫌なときの方がクリエイティブな仕事を始めるのに向いている:研究結果

クリエイティブになりたい人はおさえておくべき情報まとめ

ダークサイドからライトサイドへ

イライラのエネルギーというと、殺意だとか憎しみだとか、かなりダークサイド気味のエネルギーなのですが、ダークサイドなだけに強力なエネルギーだと思うのですね。どの程度強力なのかというと、以下の引用程度には強力なようです。

ライトサイドのフォースやジェダイに比べて、ダークサイドのフォースやダーク・ジェダイは攻撃的であり、ダーク・ジェダイの多くは、ダークサイドの力をライトサイドより強大であると語っている(真偽は不明)。また、熟練したダーク・ジェダイは、フォース・ライトニングと呼ばれる電撃を発して敵を攻撃する事が出来る。(ニコニコ大百科/ダークサイド

クリエイティビティの権化である故スティーブ・ジョブズも、エピソードを聞くと、何だかいつもイライラしているような気がします。

iPhoneの開発者たちは、苛立つジョブズに怒られ脅されながら何時間も何百回もトライ&エラーを繰り返して、iPhoneがフリーズしない操作の順序「黄金の道(golden path)」を発見したんです。(初代iPhoneのプレゼン、実は…な裏話(動画あり)

機嫌が悪いときほどクリエイティブになるというよりは、クリエイティブに徹するがゆえにいろいろな発見がありすぎてイライラしているようにも感じます。つまりイライラというのは、発見なのですね。殺意の発見、憎しみの発見と言うとドロドロした感じがありますが、ダークサイドがライトサイドに転じることで、負のエネルギーと正のエネルギーの差が新たな発明に転ずるのだと思います。

歩きタバコの煙をダイレクトに浴びてイラっとしたときでも、これを発見だと思ってライトサイドに転ずることができるよう、広い心を持って生きていきたいと思う次第です。