前回の SonicGarden Study #7 SonicGarden座談会「なんかいろいろぶっちゃけます。」 での話。
この時さらっと「今のWeb業界について、どう思いますか?」という質問を僕に振られて、思わず答えに詰まってしまったのでした。その場では颯爽とCTOが質問をかっさらっていったのですが、何故答えに詰まってしまったのか、改めて考えてみました。
Webは手段として、当たり前になりすぎている
恐らく「Web業界」と言われて言葉に詰まってしまった根底には、Webはもう、手段として当たり前になりすぎているという思いがあります。
あらゆる事業がWebを通して行われています。
「これはWebではできない」と言われていた事業は、イノベーションを経て、Webでできるようになっていっています。
ここであえて「業界」という言葉を辞書で引くと、次のように書かれています。
同じ産業や商業に関係する人々の社会。同業者の世界。「金融―」
(goo辞書より)
Webでやれない事業なんて、もはやないのでは? ないのであればチャンスなのでは?
つまり人類皆Web業界なのでは? そんな思いに駆られてしまった訳です。いやー、果てしないなぁ。
当然僕はミスリードしています
この質問をされた方は、恐らく同業他社の方なのでしょう。事業をWebで実現する、または、その手助けをするような職業の方であるはずです。Webの仕組みはこう変化していくから、業界もこう変わっていくべきだとか、僕らはこのままではいけないとか、そういう話をさらっとできれば良かったのですが、質問者の意図とは全くかけ離れた方向に、僕の思考は飛んでいってしまっていたのです。
少なくともWeb業界に関わる一員として、コメントができれば良かったのですが、人類皆Web業界などと考え始めてからは、「今の人類についてどう思われますか?」と質問されているような気がして、違和感が出てきてしまったのですね。
では改めて、今のWeb業界についてどう思うか?
よく分からん。