
ちょうど去年の今頃、SonicGardenにおけるherokuでのサービス運用構成をご紹介しました。去年の比較して、今ではherokuで本番運用されているサービスも増えているかと思いますが、実際の構成例はあまり紹介されていないようです。去年ご紹介した内容も少し古くなっていますので、2013年バージョンとして、再度ご紹介したいと思います!
去年からの変更点
去年と比較して大きく変わっている点は、以下の3点ですねー。
- バックアップ取得方法の見直し & 監視の導入
- Route53愛してる!
- ログ取得のアドオンをPapertrailに変更
バックアップ取得方法の見直し & 監視の導入
@interuが去年のJAWS-UG in Nagoyaで講演したように、「本当にバックアップ取れてるの?」というのは重要な視点ですね!
なので、バックアップを取得するところと、監視するところ、セットで構成するようにしています。
バックアップ取得の仕組み自体はGemにすることで共通化していたのですが、対象のアプリケーションが多くなった現在、もう一段階それを押し進めて、一箇所から各アプリに向けてバックアップ取得を走らせる仕組みになっています。
AWS Backup Checkerがサービス化されると嬉しい人は多いかも知れませんね!
Route53愛してる!
DNSをRoute53に乗り換えたことで、いろいろな楽ができるようになりました。何と言っても、レコードを切り替えたときの反映スピードが爆速ですね!
更にDNSフェイルオーバー機能が追加されたので、無様な画面を晒さずに済むようになりました。素敵ですね。
ログ取得のアドオンをPapertrailに変更
以前はLogglyからログをS3に転送していたのですが、ちょっと動作が不安定なのもあり、Papertrailに乗り換えています。
Papertrailはかなり便利で、ログ中にとあるキーワードが含まれていた場合メール通知する、といった設定も簡単にできます。herokuの30秒タイムアウトが気になるときは、それを監視する設定をしておくことで、状況をより正確に判断することでがきます。
まとめ
なんでもそうだと思うのですが、ポイントは定期的な振り返りを通じて、運用の仕組みを進化させて行くことだと思います。なので、今の運用の仕組みは去年よりも進歩しているのですね。
これからherokuでサービス運用をはじめよう!という方は、是非参考にしてみて下さい。また、「運用以外の面で、アプリ開発はどんな感じでherokuを活用しているの?」などといった疑問をお持ちの方は、左下にこっそり設置してあるMessageLeafからご質問下さい! ブログ記事を書く励みになりますので、是非!