セルフリノベーションできる賃貸が空き家現象を少しは食い止めるのでは

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新築でマンションを買うのも高いし、かといって中古マンションを買ってリノベーションするのもそれなりにかかるわけで、どちらかと言うとずっと賃貸で済ませたい。でも、賃貸とはいえもう少し自分のオリジナル間取りにしたいという要求はあると思うのです。

改築可の賃貸

そういうわけで、改築可の賃貸というのは数は少ないですが、そこそこあるようです。

多額の住宅ローンは背負いたくないけど改築はしたいというニーズは少なからずある一方、設備のボロさでなかなか部屋が埋まらなくて苦しんでいる大家がいるわけで、そういう大家はいっそのこと改築可で出してしまえば良いのではと思うんですよね。

大家としては退去後のリフォーム代金が浮くわけだし、改築までして住もうとしている人は少なくとも長期入居してくれる訳で、仮に退去したとしてもその設備を継承しつつ次の人を入れられる訳(あらかじめ退去後に残しておいてもらえるよう契約書に記載が必要だとは思われますが)なので、大家としても設備投資&頻繁な退去によるキャッシュフローの不安定さが逓減されるし、入居者はそもそものニーズを満たせるし、悪いところないと思うんですよねー。

じゃあ何でそんなに一般化していないのか?というと、単純に日本ではそういう習慣がない、というだけな気がしています。【第2回】海外と日本でこんなに違う!賃貸×カスタマイズの自由度という記事を読むと、海外では賃貸でも改築できるのが当たり前のようですね。

あとは、お隣さんの改築工事の騒音といったものが気になるのかも知れません。でもそういうのって、マンションを買って住んでいたとしても周辺住民の入れ替わりの際に起こりうることであって、集団住宅に住んでいる限りは避けられませんよね。戸建てでも、隣の家が取り壊しになるかも知れませんしね。

【驚愕】首都圏の空家率(空き家率)まとめ(マンション購入予定者必見)というまとめによくまとまっていますが、空き家がどんどん増えていますよね。とてもボロっちい戸建てが安値で賃貸に出ていたりするんですが、ボロすぎて誰も借りないんですよね。そういった建物の再生事業として、積極的にそういった不動産を買い取ってリノベーションを施して再販するといった業者もいますが、そもそも借り主がリノベーションできれば良いと思うんです。何だかんだ、注文住宅というのは良いもんだなーと思っている人も多いと思うのですが、自分でリノベーションできちゃえば、もはや注文住宅みたいなもんですよね。空き家が減って、かつ注文住宅の夢をかなえられるなんて、最高じゃないですか。

「でも、自分の資産じゃないものにそんなに金を注ぎ込めるものかね?」と言う意見もあると思いますけど、賃貸でリノベーションというのは不動産購入にあたっての多額のキャッシュアウトを避けたいがための手段なので、そもそもキャッシュが満足にあったり、住宅ローンを組んじゃうような人は対象外なのだと思います。

ここまでで何が言いたかったのかと言うと、好き勝手改装したいけど家なんて買えないので、空き室も増えてるんだし、そういうのを許してくれる賃貸がもっと増えれば良いな、むしろ個人的に今探している、というお話でした。